食の歴史その23~肉食のタブーの起源と歴史~

5 7月

おはようございます。今日も皆さんの暇つぶしになればと考え、コラムを書いてみました。

今回も地図で説明するために画像を入れております。

 

人類は1万年以上前から火を使うことを発明し、この火用いて同時に肉食になっていったそうです。

そして、豚を食べる事を禁じたイスラム教、牛の肉を禁じるヒンズー教などの宗教が現れる前から特定の動物を食べる事をタブーと決めていたりしていました。

宗教の戒律で禁止する前からある食肉のタブーは多種多様なので、下に現在の世界の主なタブーの分布図をだしてみます。

アメリカの文化人類学者マービン・ハリス(1927~2001年)は何故に食べてはいけない物がでてくるのかという疑問を功利主義による合理的な選択である事を説いていました。

ある集団や民族が肉食がコストに見合うかを考えて判断をしていたのが始まりだったそうです。

例えば大勢の人数を限られた食糧から食わせなければいけない状況では、食肉がどれだけ効率が悪いかと言いますと、例えば牛肉を1キロカロリー作るのに10キロカロリーの穀物を使うためにコストが高く、牛や豚などの家畜を牧畜しても沢山の穀物が取れて費用対効果がよければ許されたり、奨励されたりします。

しかし、割に合わないものは無駄なコストと労力を投じないようご禁制のレッテルを貼ってしたりします。

その後、宗教で特定の動物の肉を食べる事を宗教の厳格が食べさせない方便を使って禁じるようになると、次第に好まれる肉とそうでない肉の順位が出来上がってきます。

たとえば、インドのヒンズー教を信じる人たちではヤギ、ヒツジ、ニワトリ、ブタ、ウマの順番で好かれる肉があります。

イスラム教徒ですと、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ、ウシの順番で好かれています、

これが日本と欧米では強引に順番をつけたらウシ、ブタ、サカナ、ニワトリ、ヒツジ、ヤギといったところでしょう。

ところで、殺生を戒める仏教の浸透によって日本では長い間、肉を食べなかったことに比べ、欧米のキリスト教では神が人間の食用に家畜にできる動物を作り上げたという思想が定着しており、これを殺して食べる事に抵抗がないために昔から欧米は食肉人でした。

しかし、ブタやニワトリはともかく。牛は農作業の貴重な労働力であるため、1700年代の末ころまで肉食にすること厳しく罰せられていました。

その牛肉が庶民の食卓にのぼるのは1800年代中ごろに穀物の大量生産によって出来上がった穀類を食べさせると依然より早いサイクルで肉が取れるようになり。

20世紀になって冷凍技術が生まれると、アルゼンチンの食肉が冷凍されてヨーロッパに大量に運ばれ、それを常温でも保存して運搬できる缶詰が出来上がる事によってより安く庶民の食卓に運ばれるようになります。

今日のコラムはこれでおしまいですが、次からはイスラム教が何故ブタを禁じるのか?ヒンズー教が牛を神聖な動物として扱うのか?などをもっと詳しく調べて書いていくつもりです。

まずはイラスム教とブタの話をお楽しみになさって下さいませ。

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